2010年05月14日

39日目

83番札所、神毫山 一宮寺

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84番札所、南面山 屋島寺

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85番札所、五剣山 八栗寺

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86番札所、補陀洛山 志度寺

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87番札所、補陀洛山 長尾寺

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とうとう87札所を打ち終えて、残すは1つ、結願寺のみ。
前よりも11日も早い。
よくぞここまで来たものである。

そして、今日もお接待を頂いている。
八栗寺への上り坂の途中、おばあさんがじっとこっちを伺ってる。
すぐに気がついた。
餅屋のおばあさんだ。
「ちょいと待ちな、お接待で餅あげるから」
いまだ顕在である。
店の中にサッと消えると、すぐに袋に1つ餅を入れて持ってきてくれた。
「あそこの赤いポールの家で、お茶もらって食べな」
赤いポールの家も、いまだ顕在である。
やはりポールの家で、ブドウのゼリーと煎餅と麦茶を頂きながら、おいしくお餅も頂きました。
再びの感謝、感謝です。

そしてそして、今日はもうひとつ楽しみだったこと。
「うどん本陣・山田家」である。
ちょうどお昼前に着いたので混んでるかと思ったら、
意外とそうでもなかった。
今日も天気がよく、汗だくだったので
冷たく締まったうどんを、ちゅるっと食べようと思っていたのだが、
間違って、熱い釜うどんを注文。。。

四国2_39_yamadaya

ま、熱くても美味し。
いっきに食べてしまった。
ここの美味さも、健在である。

さてさて、いよいよ明日は大窪寺。
11日早いとはいえ、やはり長かった。
今日もゆっくり寝て、明日は気合を入れて上りましょうか。


   宿:ながお路  歩数:46,917
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2010年05月13日

38日目

79番札所、金華山 高照院

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80番札所、白牛山 国分寺

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81番札所、綾松山 白峯寺

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82番札所、青峰山 根香寺

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明日はいよいよ87札所、長尾寺まで。
屋島寺、八栗寺と、意外と上りがきつい。
そして、今回もはずせない山田家もある。
なかなか、盛り沢山な一日になりそう。

今日は2日連続の温泉なので、
明日にそなえて、ゆっくり浸かって、ゆっくり寝ます。


   宿:天然温泉きらら  歩数:48,668
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2010年05月12日

37日目

72番札所、我拝師山 曼荼羅寺

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73番札所、我拝師山 出釈迦寺

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74番札所、医王山 甲山寺

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75番札所、五岳山 善通寺

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76番札所、鶏足山 金倉寺

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77番札所、桑多山 道隆寺

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78番札所、仏光山 郷照寺

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香川は早い。

今日7寺打ち終えて、残りはちょうど10寺。
順調にいけば、3日後には大窪寺に辿り着けそうである。

そして今日もお接待を頂いた。
郷照寺への途中、かなりお年を召した御婦人に、
すれ違いざまに挨拶をしたとき、百円を。

それと今朝、宿の立ち際にお代を支払ったとき、
女将がお釣りを間違えて五百円多く持ってきたので、
多いですよ、と返したのだが、
ま、それだからかどうか分からないが、
お守りをあげる、といったん奥に引っ込んで、
それから錦の納め札を持ってきてくれた。
錦の納め札とは、百回以上回った遍路が使うもので、
お接待をしてもらった場合などには、額に入れて家宝にする、
というほどご利益のあるものとされている。
どうも同じ日に先達が泊まったらしい。
いままでに、お宿などで額に入れて飾ってあるのは見たことがあるが、
実際に手にとって見たのは初めてである。

ま、なにはともあれあと少し、気を抜かずに回りましょうか。


   宿:坂出グランドホテル  歩数:37,167
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2010年05月11日

36日目

67番札所、小松尾山 大興寺

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68番札所、琴弾山 神恵院

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69番札所、七宝山 観音寺

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70番札所、七宝山 本山寺

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71番札所、剣五山 弥谷寺

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今日も朝から雨。

昼頃には陽が照ってきたので、思わず昼寝。
昨日、一昨日の疲れが出てなかなかに歩けない。

明日はお大師様が生まれた場所という善通寺。
今回、ゆっくり見て回りたかったお寺のひとつ。

今日はゆっくり寝て、明日はじっくり回ります。


   宿:門先屋旅館  歩数:48,463
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2010年05月10日

35日目

65番札所、由霊山 三角寺

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66番札所、巨鼈山 雲辺寺

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とうとう香川、讃岐である。

朝、伊予最後の三角寺は、雨の中を。
そして結願寺を除いては、最後の難所といってもいい雲辺寺。
雲辺寺は前回本堂を改築中で、仮の本堂でお参りしたのだが、
今回は新しい本堂が完成しており、しっかりと本堂でお参りできた。

そして、ここにきてまたお接待を頂いている。
昨日になるが、伊予三島の手前で自転車に乗ったおばさんから
道中になめる飴を5つほど。
小さなビニールに入れてあり、お接待用に持ち歩かれていたのだろう。
今日の朝は、三角寺へ上る道中、
小雨の降るなか、わざわざ車を止めて降りてきたおじさんに、
合掌されながら缶コーヒーを頂いた。

お接待を頂く場合にも、合掌されることはあまりない。
この瞬間、やはり四国遍路という歴史ある文化を痛感する。
遍路は自らの願を結ぶためだけに歩くのではない。
道中、助けてくれた多くの人々の思いを背に負って、
彼らの願を届けるためにも歩いているのだ。
ゆえに遍路は歩を止めない。
結願寺に到るまで。

そして、とうとう讃岐である。
結願寺・大窪寺は、もうすぐである。


   宿:民宿青空屋  歩数:48,963
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2010年05月09日

34日目

64番札所、石鉄山 前神寺

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今日は歩いた、歩いた。
たぶん、今回で一番歩いたと思う。
しかも太陽の下、ずっとアスファルトの道。
暑い。。。
明日の三角寺、雲辺寺を前に、もうへろへろの感が。

ともあれ、いよいよ明日は愛媛最後の寺、三角寺。
そして、涅槃の道場、香川に入ります。


   宿:ビジネス旅館ろんどん荘  歩数:61,530
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2010年05月08日

33日目

60番札所、石鎚山 横峰寺

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61番札所、栴檀山 香園寺

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62番札所、天養山 宝寿寺

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63番札所、密教山 吉祥寺

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今日の宿も温泉。
四国では珍しい、乳白色の温泉。
久万高原で逢った通りすがりのお遍路さんに聞いた宿。
夕食で宿のご主人に濁酒を勧められ、
2杯ほど頂いてもうよい気分。。。

忘れないうちに、お接待いただいたものだけでも書いときます。
横峰寺への途中の喫茶店、てんとうむし。
まえにも寄って、かぼちゃの団子汁をランチで食べて
おいしかったので、今回は朝8時だけど早くも炎天下を
歩いて疲弊したので、冷たいものをもてとめて入店。
バナナジュースを注文したら、パウンドケーキがついて、
お土産にバナナも頂いた。
2度目の来店です、と話したときの
ご主人の笑顔がなんとも言えず、こちらのほうが感謝です。

あとこの宿のご主人。
今回ビール以外のお酒は初めてで、
もうこのブログ更新も危ういくらい良い気分。。。
一緒に濁り酒を頂いたお遍路さんとも話が盛り上がり、
なかなか考える、楽しい一時に感謝。

明日はアスファルトを45km。
かなりハードになる模様。
明日、起きられるかなぁ。。。


   宿:温泉旅館京屋支店  歩数:42,030
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2010年05月07日

32日目

56番札所、金輪山 泰山寺

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57番札所、府頭山 栄福寺

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58番札所、作礼山 仙遊寺

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59番札所、金光山 国分寺

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今日は疲れた……

なぜか通り道でもないのに、
別格11番札所の生木地蔵まで回ってしまった。

今日はよく歩いたご褒美にとビール1杯飲んだら、
たちまち睡魔が。。。

明日は標高745mの横峰寺。
もう、寝ます。


   宿:湯の里小町温泉しこくや  歩数:53,041
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2010年05月06日

31日目

54番札所、近見山 延命寺

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55番札所、別宮山 南光坊

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今日でとうとう一月越え。
そして、やっとGW模様も終わってきたので、
明日は久々に長い距離を歩きます。
あす、あさってと温泉宿なので、
気合を入れてちょいとペースアップで。

今日の宿はインターネットで好評の宿。
評判どおり、夕食がおいしいのもさることながら、
食堂の方のサービスがすこぶるよく、とても満足。

さて、明日にそなえて、今日も十分休みます。


   宿:ホテル菊水今治  歩数:40,699
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2010年05月05日

30日目

52番札所、瀧雲山 太山寺

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53番札所、須賀山 円明寺

四国2_30_53enmyoji

結局、今回も道後温泉には入れなかった……
今朝、前を通りかかったときも、ちょっとだけど並んでた。
思いっきり後ろ髪ひかれまくりだが、
やむなく先に進むことに。。。

今日の宿は前回も泊まった宿。
ここら辺は鯛めしが有名なのだが、
それは食堂もやっているこの宿が元祖。

四国2_30_taimeshi

ま、鯛めしというとご飯の上に鯛が丸ごとのっかってるような気がするけど、
じっさいは身を細かくほぐしてまぜてあるので、
写真だと普通のご飯とかわりなし。
でも、美味。


   宿:太田屋ビジネス旅館  歩数:35,225
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2010年05月04日

29日目

46番札所、医王山 浄瑠璃寺

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47番札所、熊野山 八坂寺

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48番札所、清滝山 西林寺

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49番札所、西林山 浄土寺

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50番札所、東山 繁多寺

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51番札所、熊野山 石手寺

四国2_29_51ishiteji

今日は1日に6寺。

これだけ回るとけっこう疲れるのだが、
15時過ぎには宿に着いた。
これはそこそこハイペース。
というのも、今日の宿は道後。
今回、一番行きたい! と思っていた、その道後である。

道後と言えば、もちろん道後温泉。
まえは、足を腫らして温泉どころじゃなかった。
いまは、まったく足を痛めてはいないので、好きなだけ堪能できる。
宿につくや、バッグを投げ出して、いそいそと道後温泉へ。

四国2_29_dougo

人だらけ。
外に100人くらい並んでる。
GWだということを、すっかり忘れてた。
これに並んで入っても、中でせせこましく浸かるんじゃ……
とりあえず、退散したものの、
20時くらいに様子を見に行ったら、まだ50人くらい並んでた。
GW恐るべし。

う〜ん、今回も道後温泉は、無理っぽいなぁ……(泣)
とりあえず、宿で道後温泉からの引き湯に浸かって、今日はもう寝ます。


   宿:ホテルはなや  歩数:36,031
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2010年05月03日

28日目

45番札所、海岸山 岩屋寺

四国2_28_45iwayaji

今日も宿まではそれほど距離がないので、
ちょいとゆっくり目の8時半に出立。

厳しい遍路道をこえて、標高760mまで登った後、
急な下り道を降りて仁王門を目指す。
そして、その途中にあるのが、
弘法大師が修行したという「せり割行場」。
急な岩場で危険なこともあり、
普段はその入り口には鍵がかけられていて、
そこに入るには納経所で鍵をかりなければならない。
前回は満身創痍の冬ということで入らなかったが、
今回は如何ばかりかと、入ってみることに。

四国2_28_seriwari05

写真だと、まったく大したことないように写るが、
実際はかなり威圧感があって、ちょっと気圧されるほどである。

四国2_28_seriwari02

こんな感じの垂直に切り立った岩の間を、鎖や梯子で登っていく。

四国2_28_seriwari04

なんとか頂上まで登って写真を撮ったものの、
まともに立てるような場所もなく、
半分岩にしがみつくような感じで、とりあえずパシャリ。
しかしファインダーを覗くと転げ落ちそうになるので、
まともな写真は無理。
遠くに見えるのは、西日本最高峰の石鎚山。
なんとかシャッターを切ったまではいいものの、
ここでカメラのレンズキャップを落としてしまった(泣)

ま、なにはともあれ、岩屋寺を参拝。
再びというものの、やはりこのお寺の荘厳さには驚かされる。
これも写真では表現しきれないのが残念だが、
岩山を背にする本堂が、なんとも厳かで迫力に満ちている。
もともとは44番大宝寺の奥の院だったものを、
明治時代に45番札所として独立させたという経緯をもつのだが、
それも分かる気がする。

愛媛に来たならば、遍路でなくとも是非足を伸ばしたい名所である。


   宿:桃季庵  歩数:41,351
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2010年05月02日

27日目

44番札所、菅生山 大宝寺

四国2_27_44daihouji

今日も1日いい天気。

朝、さかえや旅館を出るときに、お世話になるのが2度目です、
と話をしたら、お接待とのことで宿代をまけて頂いた。
感謝です。

前は足を痛めながら、ぜぇぜぇと雪の中を登った鴇田峠も、
春にくると、とても歩きやすい峠だった。

四国2_27_hiwata

天気もよく快適に歩いていたら、
昼過ぎには宿のある久万高原に。
それから大宝寺をゆっくりお参りしてきました。
大宝寺は別名「へそ寺」。
それはここが44番札所だからである。
八十八カ所のちょうど半分。
ようやっと、半分。

ま、あと残り半分、ゆっくりぼちぼちと回りますかね。


   宿:ガーデン  歩数:35,005
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2010年05月01日

26日目

明日の鴇田峠越え、大宝寺打ちを前に、今日はさかえや旅館。
鴇田峠の手前ではこの宿が一番近く、けっこう遍路が集中する宿である。

さかえや旅館が取れたので、ちょいと安心して明日以降の宿を
決めていなかったのだが、
宿に入る前に明日の宿をどこにしようかと、
3件くらい良さそうな宿に電話をかけたのだが、どこも満室。
GWを侮ってはいけない。
やむなく、片っぱしから電話をかけまくって、
なんとか泊まれる宿が見つかった。
前回泊まった宿「ガーデンタイム」。
人気ないのかなぁ……
続けて、なんとか5/4までの宿を探しあてたので、
とりあえずGWの宿については一安心。

明日は、標高790mの鴇田峠越えと大宝寺打ちになるが、
距離としては25kmもないくらい。
明日・明後日はちょいとゆっくりと、
春の峠を楽しみながら回ることにしましょうか。
前回は一面、白一色だったので、
今回は鮮やかな色彩を楽しむことが出来るでしょう。

それと、今日から歩数復活である。
四国にはヨドバシカメラもビックカメラもないが、
ヤマダ電機はいたる所にある。
昨日やっと開店中に通りかかることが出来て、歩数計を購入。
これがあると、ペースがつかめるので、けっこう便利。


   宿:さかえや旅館  歩数:39,840
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2010年04月30日

25日目

43番札所、源光山 明石寺

四国2_25_43meisekiji

今日はほんとうは35kmほど歩いて、内子町の龍王温泉に泊まろうと思っていた。
ところが電話をかけても通じず、どうやら宿をやめてしまったらしい。
今回は佐賀温泉といい、この龍王温泉といい、温泉にツキがない。

龍王温泉がダメとなると、明後日に鴇田峠を越える都合から、
今日はそんなに歩いても意味がない。
明日の宿まで歩く距離が50kmというのは確定だからである。
龍王温泉に泊まれれば、明日は観光しながら15kmを歩こうと思っていたのだが。

結局、その間に温泉宿はないのだが、ちょうど25kmの場所に大洲市街があり、
ここに「臥龍の湯」という、宿ではないが温泉があった。
そこでのんびり浸かろうと決める。
ここにきて、もはや温泉モードは替えようがないのである。
そうと決まれば、さっそく臥龍の湯から一番近い宿に予約の電話を入れた。

16時前には宿に入って、いそいそと臥龍の湯へ。
そして真っ先に向かったのは、マッサージの予約受付。
そう、目的が温泉というのもさることながら、
マッサージも大きな目的のひとつである。
ここまで、マッサージはまだ1回しか受けてない。
ちょっと大きい市街ではマッサージを受けようとしていたのだが、
四国はみな18時くらいには店じまいで、間に合わないのである。

臥龍の湯でやっているマッサージは「足つぼマッサージ」。
疲れてるのは足なので、まさにドンピシャである。
が、しかし、
狭いスペースに囲いだけ立ててやってるところに首を伸ばしたら、いきなり、
「すいません、今日はもう予約でいっぱいで……」
――なんたるツキの無さ。
思わず、あきらめ切れずに食い下がろうかと思ったが、それでどうなるものでもない。
隣の囲いを覗くと、おじさんが一人ぽつんと座って待っている。
GWだから、客が多いのかもしれない。

あきらめきれないまま、とはいえどうしようもないので、
――身体の疲労は温泉で癒してやる。
とばかりに、ずっと温泉に浸かってた。
1時間以上浸かってただろうか。
さすがにこれ以上は明日に響くと思い、上がって帰ろうとしたときに、
なんとなくマッサージの囲いを覗いたら、
なんと、さっきのおじさんがまだぽつんと座ってるではないか。
思わず目が合って、じっと見つめてしまった。
そして、ふと気がついた。
まさか……
「――いらっしゃい」
やっぱり。
このおじさん、待ってる客じゃなくて、マッサージをする先生である。
んで、よくその囲いを見回すと、「琉球整体」って書いてある。
ここには「足つぼマッサージ」と「琉球整体」の2つのマッサージ店が入っていたのである。
でも、一見まったく分からない……
どう見ても、「琉球整体」は「足つぼマッサージ」の待合室である。
知らない客は入り口に近い「足つぼマッサージ」で予約いっぱいと言われれば、
そのままあきらめて帰ってしまうだろう。
かくして、足つぼは満杯、琉球はガラガラである。

なにはともあれ、マッサージを受けられることとなり、
これまたよく見ないと気づかないようなところに貼ってあるコースメニューから、
とりあえず一番長かった50分を選択。
懇切丁寧に背中と足を解してもらって、その後ひざ下と足裏のオイルマッサージへと続く。
そして首、頭と、マッサージは続く……。
途中から気付いてはいたのだが、とにかく続く……。
そして、終わったときは、なんと1時間半以上たってた……。
50分と言ったんだけど聞き違えたのかなぁ、などと思いながら、
とはいえ、とても丁寧で、身体もかなり解れて気持ちよかったから、
高い値段でも払わなきゃなぁ、などと考えていたら、
「4千円です」
――50分の値段ではないか。
いや、時間が長かったから、と言ったのだが、
「はい、大丈夫です」
と。
思わず余分に払おうかとも思ったのだが、
これもお接待と同じで、気持ちを無駄にしてはいけないと思い直し、
納め札も持ち合わせていなかったが、素直に4千円だけ置いて帰ってきた。

感謝感謝である。
かくして、今日も心を洗われる遍路である。


   宿:ビジネスホテルだいいち
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2010年04月29日

24日目

41番札所、稲荷山 龍光寺

四国2_24_41ryukoji

42番札所、一果山 佛木寺

四国2_24_42butsumokuji

今日も快晴。

今日は朝一で山道、2寺打ったあと、歯長峠へ。
前はこの歯長峠、足を痛めて車道を歩いたので、
今回初めて遍路道を歩いた。
1.5kmくらいの道のりで一息に300mくらいの高さを登るので、
けっこうキツイ道のりである。
天気が悪ければかなり苦戦しそうなものの、
晴れてさえいれば距離が短いだけに、そこそこ気持ちよく歩ける。

四国2_24_hanaga

昨日あたりからだいぶ疲れもとれてきて、歩けるようにもなってきた。
明日43番を打ったら、44番までは約70km。
峠もいくつかあって、なかなかハードな道が続く。

とりあえず、あまりペースを上げすぎないように気をつけて、
のんびりと歩きます。


   宿:民宿兵頭

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2010年04月28日

23日目

40番札所、平城山 観自在寺

四国2_23_40kanjizaiji

朝から快晴。

今日の宿は大畑旅館と決めていたので、
朝から気合を入れて、いそいそと。
この大畑旅館、作家獅子文六ゆかりの宿で、
小説「てんやわんや」はこの宿で執筆したとのこと。
ちなみに浴衣の模様は「てんやわんや」です。

ま、とはいえ、なぜこの宿がお気に入りかというと、
べんつだん「てんやわんや」だからではなく、
宿の方がとても気さくなのと、料理がとても豪華だからです。
ほんとは写真に撮っておきたかったのだが……
おもわず、写真忘れて食べてしまった。。。
うん、美味しかった。
満足です。

明日の朝食は6時ということなので、もう寝ます。
あしたはどこまで行こうかなぁ。
どうも、ここにきて、GWの観光客は龍馬に便乗して
高知ばかりでなく愛媛にも流れ込んでいるとの噂が。。。

ま、明日のことは、明日考えます。


   宿:大畑旅館

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2010年04月27日

22日目

39番札所、赤亀山 延光寺

四国2_22_39enkoji

延光寺を打ち終えて、いよいよ菩提の道場へ。

朝から本格的な雨の中をとぼとぼと。
あいかわらず、ペースは上がらないものの、
午後から太陽が顔をだすと、いい感じで歩けるように。
とはいえ、ちかくに温泉があったので、やっぱりそちらに。。。

明日は観自在寺を打ったあと、
ちょいと距離があるのだが、前回泊まってとてもよかった宿があるので、
そこまでがんばってみようかと。

やっぱり、今日も早く寝ます。


   宿:一本松温泉あけぼの荘
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2010年04月26日

21日目

ようやっと疲れのピークも越えて、歩けるようになってきた。
今日は海沿いを月山神社をお参りして宿毛入り。
これは前回と一緒。

四国2_21_tsukiyama

明日は39番を打って、そのまま愛媛に向かいます。


   宿:ホテルアバン宿毛
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2010年04月25日

20日目

今日は朝からいい天気。

天気とは裏腹に、朝からまったく歩けず、
昨夜は10時間も寝たのに、ちょっと歩くともう眠い。
休憩のつもりで道端に座ったら、
横は寝転がれば気持ちよさそうな芝生……
ためしに寝転がってみたら、なんと気持ちのいいこと。
けっきょく、そのままzzz。。。
1時間以上寝てたでしょうか。

このままじゃいかん、と思い、とりあえず歩き始めたら、
それからはけっこう歩けるようになった。
とりあえず、疲れのピークも越えたような感じも。

明日は月山神社をお参りしてから、39番に向かう。
今日も早く寝て、明日は行けるとこまで行くつもり。


   宿:民宿叶崎
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