
ふたたび縁がなく、みたびにしてようやっと。
遍路ではないが、仕事で松山を訪れたので。
霊の湯、神の湯と浸かり、そのあと個室で坊ちゃん団子を堪能。

至福の一時である。
温泉に満足して外に出ると、やはりそこには遍路の姿が。
しかし、歩き遍路らしき人は見当たらなかった。
季節的には春先と並んで最良の時期だろうが、
まぁ、歩き遍路自体、そう数がいるわけではないので、
ぱっと見で目につかないのは、やむなしというところだろうか。
自らが遍路ではなくして、お遍路さんを見るというのは、
ちょいと不思議な感覚である。
そして、なぜかちょっと嬉しいものでもある。
次にこの道後を訪れるのは、仕事でか、遍路でか。
いずれにせよ、その時もまたここには遍路の姿があるのだろう。