2009年01月31日

40日目

54番札所、延命寺。

54_enmeiji.jpg

55番札所、南光坊。

55_nankobo.jpg

明後日に60番・横峰寺に行くために、今日は今治まで歩いた。
途中で万歩計がリセットされて、正確な歩数は分からず。
たぶん4万歩くらい。

昨夜、夜中に足が熱をもつので苦しくて目が覚め、
午前2時から、なんとか氷で冷やしながら寝ようと格闘。
部屋にあるものをフル動員して、なんとか寝れるだけの体勢を
確立したのが、午前3時。
さぁ、これで寝れる、と思いきや、
人間、同じ体勢で寝続けるのは、かなり苦しい……
結局、その体勢を維持できたのは30分。
あきらめてシップを貼り、寝ました(泣)
おかげで寝不足。

今日は、冷やしながら寝れる方法を考えます。


   宿:今治プラザホテル  歩数:32,088+α
posted by くま at 18:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2009年01月30日

39日目

52番札所、太山寺。

52_taisanji.jpg

53番札所、円明寺。

53_enmyoji.jpg

最近の無理がたたったのか、足がえらい腫れてきた。
昨日の道後の宿が、道後温泉源泉からの引湯とのことで、
調子にのって浸かりすぎたのかも。

とにかく冷やして、冷やして、
明日には腫れ引いてるといいなぁ。


   宿:太田屋ビジネス旅館  歩数:38,266
posted by くま at 21:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2009年01月29日

38日目

46番札所、浄瑠璃寺。

46_joruriji.jpg

47番札所、八坂寺。

47_yasakaji.jpg

48番札所、西林寺。

48_sairinji.jpg

49番札所、浄土寺。

49_jodoji.jpg

50番札所、繁多寺。

50_hantaji.jpg

51番札所、石手寺。

51_ishiteji.jpg

1日にこれだけ回ると、どの寺がどんなだったか、よく思い出せない(笑)
浄土寺からは雨も降ってきたので、少し急ぎめになったし。
ほんとはもう少し手前で宿に入りたかったのだが、
ここまで宿がなかったので、やむなし。

昨日、今日と少しがんばって歩きすぎたので、ちょいと疲れ気味。
足もまた少し腫れがひどくなってきたので、今日はゆっくり寝て、
また明日からがんばります。


   宿:ホテルはなや  歩数:37,573
posted by くま at 21:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2009年01月28日

37日目

45番札所、岩屋寺。

45_iwayaji.jpg

足の状態もだいぶ回復してきたので、
今日も雪の中、昔ながらの遍路道を行くことに。
標高570mから730mまで一気に上がる「八丁坂」、結構きつかった。
上っている時は結構な雪だったが、頂上は開けていてほとんど雪がない。
ここに至るまでもそうなのだが、昔ながらの主街道の峠の頂上は開けていて、
昭和初期くらいまではみな茶屋があったのだそうだ。
峠を息を切らせてようやく上りつめると、
そこには甘い団子とうまい茶が待っている、という訳だ。
――今や人の移動は車に変わり、茶屋は見る影もない(泣)

20090128_hachozaka.jpg

そんなこんなで、やっとのこと辿り着いた岩屋寺。
ちょいと変わってるのが、本堂のすぐ隣が垂直に切り立った山なのだ。
そして、本堂の下にある建屋が下の写真なのだが、わかるだろうか、
屋根の上を見ると、山に浸食されているのである。
どうしたらこうなるのかは、よくわからないが、
雨が降ったら、今にも崩れてきそうだ。
でも、普通にこの中には人がいる。
う〜む、これもお大師様の御威光ゆえであろうか。

45_iwayaji02.jpg

明日は峠をあと1つ越えたら、ようやっと平地に戻る。
それからは残り43札所、けっこうあっという間に過ぎるかも。


   宿:やすらぎの宿でんこ  歩数:35,995
posted by くま at 23:22| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2009年01月27日

36日目

44番札所、大宝寺。

44_daihoji.jpg

結局、ずっと本来の遍路道を歩いて、鴇田峠を越えた。
昨日は雨で低いところの雪はとけたのだが、
さすがに500mを超えると、あたりは雪だらけに。
峠の頂上は標高790m、30〜40cmくらいの雪が積もっていた。

20090127_hiwada-pass.jpg

でも、ヘタに解けているより、これくらい積もっていた方が、
痛めてる足にはやさしい。
雪がクッションになるので、逆に歩きやすかった。
明日も同じくらいの高さの峠を越えるので、
今日くらい、さらさらの雪があるといいなぁ。


   宿:ガーデンタイム  歩数:23,549
posted by くま at 19:18| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記

2009年01月26日

35日目

いよいよ明日は大宝寺。そして岩屋寺。

宿の女将さん曰く、
大宝寺・岩屋寺は、焼山寺、鶴林寺・太龍寺に次ぐ3番目の難所とのこと。
確かに昔ながらの遍路道を歩くと、そうなるだろう。
ただ今は岩屋寺へは車道を歩いて、裏から階段で上がるという手もある。
しかし、できれば本来の遍路道を歩きたいものである。

明日は大宝寺手前で宿に入り、明後日に大宝寺、
そこから昔ながらの遍路道を通り岩屋寺に、という手もある。
雪の積もり具合で通れる、通れないもあるので、
とりあえず、明日鴇田峠を越えたあたりで、足の具合もみながら、
どうするかは考えるつもりである。


   宿:さかえや旅館  歩数:39,300
posted by くま at 21:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2009年01月25日

34日目

目指す44番札所・大宝寺までは65kmほど。
大宝寺の手前20kmは標高790mの鴇田(ひわた)峠を含むが宿がない。
ゆえに大宝寺は20km手前の宿から臨むのだが、45kmは歩けないので、
間に1日入れることになった。
左足がまだ引き摺る状態なので、かえってこれは好都合。
明日も無理せず、明後日に鴇田峠越しの大宝寺打ちに
気合いを入れるということで、
なんとかそれまで、左足の回復に専念することに。


   宿:オズプラザホテル  歩数:30,942
posted by くま at 18:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2009年01月24日

33日目

42番札所、佛木寺。

42_butsumokuji.jpg

43番札所、明石寺。

43_meisekiji.jpg

朝起きたら外は雪。
7時半過ぎに宿を立ったが、風もあり、ちょっとした吹雪だった。
しかし佛木寺についた途端、急に太陽が照りだした。
写真を撮ったときは、見事に青空である。

とはいえ、歯長峠は車道を歩くことに。
今朝もみまのおかみさんは、車道、車道と言っていた。
昨日あたりから、左足を少し引きずって歩いてるので、
それを見てるおかみさんは、山道を行ったら、
絶対遭難すると言わんばかりである(笑)

多少、距離は増えたものの、無事車道を歩いて峠越え。
峠を越えたあたりから、また雪が降り始め、
明石寺手前では、視界が100mくらいの豪雪に。
道を間違えてないか、ドキドキしながらようやっと山門についたら、
またもや、いきなり太陽が出てきた。
これぞ霊場のご利益だろうか……

ま、何にせよ晴れるのはよい。
明石寺の食堂のおばちゃんは、
今夜は雪がつもりそうだよ、
と言っていた。
明日起きたら、あたりは真っ白、
となっていないことを祈るばかりである。


   宿:宇和パークホテル  歩数:12,408
posted by くま at 21:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2009年01月23日

32日目

41番札所、龍光寺。

41_ryukoji.jpg

明日は42番の佛木寺を打ったら、標高500m弱ある歯長峠。
平野部の天気も雪マークが出ていたので、峠の頂上付近は
かなり雪が積もっているかも。
宿のおかみさんは、しきりに車道を行けと言っていた……
でも車道を行くと、かなりの距離になるんだよなぁ。
まぁ、様子を見ながら、ぼちぼちと歩きます。


   宿:民宿みま  歩数:27,689
posted by くま at 19:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2009年01月22日

31日目

今日も朝から雨である。

ようやく右足も歩くのに支障がなくなり、
さあこれからペースを上げようか、という時に、
今度は左足を痛めてしまった。
右足と同じく、足首をもちあげる筋肉が炎症を起こしている。
どうもそこが弱いらしい。
まあ、右足も歩きすぎが原因だろうから、
左足だけ無事というのもヘンな話で、
ここのところずっと右足をかばって歩いていたのも
左足にはかなりの負担になっていたはずだから、
よくここまでもってくれた、と言うべきか。

いよいよ明日から山に入る。
高知に入ってより、ずっと海沿いを来てたのだが、
これからはしばし山中を行く。
標高も高くなってくるので、天気次第では
かなりの寒さが予想される。
とりあえず、風邪だけには気をつけて、
無事に平地に戻らなくては。


   宿:大畑旅館  歩数:37,963
posted by くま at 20:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2009年01月21日

30日目

40番札所、観自在寺。

40_kanjizaiji.jpg

ようやっと愛媛県である。
愛媛、伊予は『菩提の道場』とある。
菩提とは、自心を知ること、とか。
ここにきて、越えるべきは厳しい山道ではなく、
それを厳しいとする己自身の心と。
己の心を知れば、厳しい山道もただ進むだけの道になる、
と、解きますがいかがでしょうか。

何はともあれ、四国のうち二国を打ち終え、
三国目を回り始めました。
距離にして600km以上を回り、残りはあと500kmを切った、
というところ。
ま、早いか遅いかは別にして、
自分でもよく回ってるな、と思います。


   宿:ビジネスホテル春日  歩数:22,772
posted by くま at 19:28| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2009年01月20日

29日目

39番札所、延光寺。

39_enkoji.jpg

これで高知の札所は終了。
明日からは、愛媛に入ります。


   宿:ホテルアバン宿毛  歩数:39,654
posted by くま at 20:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2009年01月19日

28日目

古来より、金剛福寺を打ち終えた遍路は、2通りの道程があるらしく、
そのうちの一方、西の海沿いを回り、月山神社をお参りしてから
延光寺を打つ、とういう道を選択した。
その月山神社。

20090119_tsukiyama.jpg

なんか、都会の片隅に忘れ去られたような神社である。
何故、お寺を回る遍路において神社なのだろう?
と思っていたのだが、昔はお寺でもあったのだそうだ。
明治時代の変革により、お寺の本堂は大師堂となって
神社の一画に納まることになったらしい。

そして今日、少し驚いたことがあった。
宿への入りぎわ、手前のスリーエフによって、
足首を冷やすための、熱さまシートを買った。
その時はそれで外に出て、ベンチで少し休んでいたら、
レジにいた人が出てきて、
「これ、お接待になります」
そう言って、500mlのお茶のペットボトルを1本頂いた。
おそらく店長さんの才覚で、心配りをやられているのだろうが、
まさか、コンビニでお接待をして頂いけるとは、
夢にも思ってもいなかったので、少々驚いた。

なんかお遍路をしていると、こういう時に少しずつ、
心が洗われていくような気がする。
今日は、久々に4万歩を超えた。
山道もそこそこあったので、結構疲れた。
いよいよ明日は高知最後の札所、延光寺。
明日も晴れるといいなぁ。


   宿:民宿なかた  歩数:41,269
posted by くま at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2009年01月18日

27日目

雨。

27日目にして、初めて本格的な雨になった。
雨とはいえ、気温は暖かく、さほどの苦もなし。

明日は山沿いと海沿いの2通りの道があるのだが、
いずれも宿まで、楽でない道で30km近くある。
体調も戻ってきたので、久しぶりにがっつり歩いてみるか。

でもそれには、やっぱり晴れてほしいなあ。


   宿:民宿たきもと  歩数:39,986
posted by くま at 20:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2009年01月17日

26日目

38番札所、金剛福寺。

38_kongofukuji.jpg

ようやっと、たどり着いた。
長かった。次も、ちょいと長いんだけど。

足摺岬に到着したのは、もう夕暮れどき。
金剛福寺を目指してたら、目の前に銅像が。
ジョン万次郎である。

20090117_jon.jpg

今日はなぜか、えらい疲れた。
もうヘロヘロ状態。

たらふく食ったんで、もう寝ます。


   宿:ホテル椿荘  歩数:31,796
posted by くま at 19:38| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2009年01月16日

25日目

昨日よりも体調は良好。

ようやっと、腹の調子も回復基調。
よくよく考えてみると、ここまでひどく腹が下った記憶は今までない。
なにせ水を飲んでも、飲んだそばからトイレに駆け込むような始末だった。

夕食中についていたテレビで、そのニュースがやっていた。
――高知でノロウイルスの集団感染
感染者がでた場所を見ると、
体調が悪くなった日の前日、まさにドンピシャでそこを通ってる。

間違いない。
原因はノロウイルスだ。
発症のタイミング、症状、症状の継続時間、すべてが当てはまる。
ということは、無理さえしなければ、あと2、3日で体長は戻るはずだ。

明日の金剛福寺を打ち、次の高知最後の延光寺を打ち終えた頃には、
万全の体調に戻り、愛媛に向かってることだろう。


   宿:民宿いさりび  歩数:31,391
posted by くま at 21:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2009年01月15日

24日目

なんとか、体調も良くなってきたので、無理しない程度に再開。

といっても、次の金剛福寺まではまだまだ。
着くのは明後日だろう。

とにかく、無理せず、体調回復を優先して回ります。


   宿:ホテルココモ  歩数:33,426
posted by くま at 21:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2009年01月14日

23日目

今日は風邪でダウン。

熱も下がりきらず、トイレの近くから離れられない。
とても、外を歩けたもんじゃない。

診療所に行って、1日休んでたので、明日は復活できそう。

ちなみに、今いるのはここ


   宿:内田屋  歩数: −
posted by くま at 20:54| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記

2009年01月13日

22日目

風邪ひいた。

昨日の雪にやられた。

今朝も7時半に宿を出たが、その時の気温は0℃。
そして1時間も歩くと、下着は汗だらけ。
そして、疲れて5分も足を止めようものなら、急速に体は冷える。

着るものは歩く用と、宿用の2着しか持っておらず、
途中で着替えるわけにもいかない。
着替え可能な場所もないし。
ま、着替えても、暖かいのははじめの数十分だろうが。
一応、汗で熱を発するとうたってる、登山スポーツ店で買ったものを上半身2枚、下半身も長いのをはいて、
ダウンの上着を着て、その上からゴアテックスの防水の上着。
下は伸び縮みする、登山用(?)のズボン。
歩いてる時は、温かく、そこそこ快適。

外にあるベンチや遍路小屋で休むので体が冷えるのだと思い、
今日は、休憩は、懐は少し痛いが、喫茶店に入った。
30分もいれば、濡れた下着も渇くだろうと。
結局1時間近く粘ったのだが、
わかったことは、喫茶店はそれほど暖かくはないということ。
1時間粘って、結局、下着は乾くどころか、
外よりはマシだというだけで、十分に冷え込んだ。
結果、風邪である。

今はまだ高知だから、比較的天気もよく暖かいが、
これから愛媛、香川に入ったら、向こうはかなり天気が悪い。
この体の冷えは、致命的な大問題になってくると思う。

そこで、知恵求む。

どなたか、いい知恵あったら教えて下さい。

いまだ、打開策が見いだせないまま、
とりあえず、まずはこの風邪治さねば。。。


   宿:内田屋  歩数:34,186


posted by くま at 22:14| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記

2009年01月12日

21日目

37番札所、岩本寺。

37_iwamotoji.jpg

寒い、寒い、雪である。

岩本寺まで、まだ30kmはあったので、朝7時に宿を出た。
朝から天気はいまひとつだったが、しばらく歩いてると、
いきなり雪が舞い、あっという間にあたりは吹雪になった。
たまらずに、目の前の喫茶店に退避。
そこでたまたまお客だったおばさんに、
「そえみみず遍路道」というのを教えてもらった。
高速道路の建設で2年ほど通れなかった遍路道が、
新たに整備されて去年の暮に再開したのだそうだ。
そして丁度、入った喫茶店の脇から入っていくという。
これはツイてると思い、まだ再開して間もない
その道から行くことにした。

喫茶店をでる頃には、空には太陽が。
ツイてる時とはこんなもの。
意気揚々と人跡多からぬ道を歩き始めると、
前方で、じっとこちらを見つめてるおばあちゃんが。
「寄ってきなぁせ、お接待させておくんれ」
最近は、さすがにお接待をして下さる方は、
すぐわかるようになってきた(笑)

おばあちゃんに連れられて小屋に入ると、
これまたおばあちゃんが4人いて、韮を束ねていた。
「あたしゃ、この人たちが仕事してくれるから、お接待をしとるんよ」
嬉しそうにそう言うと、真新しい「そえみみず遍路道」の
パンフレットをもってきて、丁寧に道順の説明を始めた。
パンフレットの中には、暮れにとった開通式の写真があって、
このおばあちゃんも写ってた。
端には、さっき喫茶店でこの道を教えてくれたおばさんもいた。
どうやら、あのおばさんも、この道再開の立役者の一人らしい。
一通り道順の説明を終えると、
これはみんなにあげとるんよ、団体さんにはあげんけどね、
と言いながら、お茶、お菓子、飴、みかんを持たせてくれた。
そして最後に、
「これはあたしが作った巾着、1個持ってきな。
 あと、むこうのばあちゃんの死んだ息子の嫁が作ったフクロウ。
 これ1個、リュックにつけていってくんれ」
名前があがったおばあちゃんが、顔をあげて微笑んだ。
このフクロウをつけてお遍路を回ることが供養なのだろうな、
と思いながら、最初に目があったフクロウを1つ、つまみあげた。

これからは、お大師様とフクロウと3人連れの遍路である。

20090112_kinchaku.jpg


   宿:美馬旅館  歩数:43,181
posted by くま at 22:21| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記